今回は、「右手」の基礎、
「弓の持ち方」についてお話ししていきます!
下記動画で解説していますので、参考にしてみて下さい!
では、上の動画で説明している内容に、
+@で解説していこうと思います!
弓の持ち方
まず、弓の持ち方を説明しますが、
文章だと分かり辛いかもしれませんので、
ぜひ動画を見てみて下さい!
まず、右手でキツネを作ります!
(弓は持っても持たなくても大丈夫です!)
キツネができたら、親指を弓のくぼみに当てます!
親指を弓のくぼみに当てたら、もう一度キツネを作ります!
(今度は弓を持ちましょう!)
できたら、他の指も置いていきます!
指が置けたら、最後は第2関節から
指を曲げてあげます!
あ、親指も軽く曲げてあげて下さいね!
これで右手の完成です!
手順は以下の通りです!
1.キツネを作る
2.親指を弓のくぼみに当てる
3.弓を持ちながらキツネを作る
4.他の指を置いてあげる
5.第二関節から指を曲げて、親指も軽く曲げる
大人から子供まで、誰でも簡単に弓が持てるようになる方法です!
ぜひ試してみて下さい!
(ただ、直接口頭で言っていない分、分かり辛い可能性もありますので、
動画もぜひご確認ください!)
弓を持つときのポイント
弓を持つときのポイントは、主に4つあります。
1.親指を軽く曲げる(そらない)
2.親指以外の4本の指を立てない
3.人差し指を離しすぎない
4.小指の位置を気を付ける
動画内では、サクッと見られるように短めの動画にしていますので、
細かな解説をしたいと思います!
1.親指を軽く曲げる(そらない)
なんで親指を曲げる必要があるの?
チェロを習い始めると、まず先生から
「弓を持つときは、親指は曲げなさい、そってもダメですよ」
とよく言われると思います。
理由は2つあり、
1.指を曲げ伸ばしできるようにするため
2.親指が反ってしまうと、自然と力が入ってしまうため
という理由があります。
1.は、移弦をしたりする際、
指を曲げ伸ばししますが、親指が軽く曲がっていないとできません。
そして、親指が反ってしまうと、
手に自然と力が入ってしまい、後々脱力が出来なくなったり、
腱鞘炎になる原因にもなったりします。
実は、指が反っているという事は、
右手に力をグッと入れて
親指を弓に押し当てている状態になります。
本来は脱力しなければいけないのに、
力がすごく入ってしまっている状態です。
僕みたいに、親指をしっかり曲げる必要はありませんが、
軽く曲げてあげて下さい。
(指の長さによって、親指の曲げ具合は変わりますが、
基本的には曲げてあげます)
2.親指以外の4本の指を立てない
下の画像のように、指を立てないようにします。
これはなぜかというと、
指が伸びてしまうと、弓にぶら下がれず、
脱力がし辛くなってしまうからです。
少しでも脱力しやすくするために、
指は丸く曲げてあげましょう。
3.人差し指を離しすぎない
実は、人差し指を離しすぎると、
指の筋が引っ張られ、力が入ってしまう原因にもなります。
そして、指の曲げ伸ばしもできなくなってしまうので、
細かな音の調整もし辛くなります。
ただ、手が異常に大きい人は例外で、
手が大きすぎて、指を少し広げているという例もあります。
※ロシアの方とかで見かけます。
この場合は指を伸ばしても曲げ伸ばしできる余力があるので、
例外的に大丈夫ですが…
日本人は基本的に人差し指を伸ばすと、弊害の方が大きくなります。
4.小指の位置を気を付ける
最後に、小指の位置を気を付けましょう。
バイオリンは弓を持つとき、小指を上に乗せますが、
チェロは小指を乗せません。
その理由は、チェロ弓がバイオリンの弓より重たいからです。
弓を操作する時、基本的には
親指、人差し指、小指を起点に持って操作します。
これが非常に大切で、
小指が上に乗ってしまうと、力不足で弓が上手く操作できなくなります。
更に、小指が上に乗っている事で、
十分な重さもかけ辛くなってしまいます。
このような弊害があるため、小指は上に置かず、
他の指と同じように持つことが大切です。
最後に
いかがでしたでしょうか!
今回は、弓の持ち方についてお話ししました!
ちなみに、流派や手の大きさによって弓の持ち方が変わってくるので、
一概に「これが正解!」というのがありません!
※プロの方も、色んな弓の持ち方をされています!
ですが、今回は僕が教わってきた弓の持ち方(僕が普段持っている方法)を
お伝えしてみました!
ぜひ参考にしてみて下さい!
もし分からない所があれば、ぜひオンラインレッスンへお申込み下さい!