様々なチェロの『弦』を紹介します!

こんにちは、くろです!
今回は、様々な弦の紹介をしていきます!

ちなみに、一番オーソドックスな組み合わせは、
AD線:ラーセン
GC線:スピロコア
です!

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中高生は、だいたい全弦「スピロコア」か、
上の組み合わせです!

日本の気候に合ってる上に、
良く鳴る&切れにくいので人気ですね!

ちなみに「ドミナント」や「オリーブ」も良く使われていますが、
日本は湿度が高いので、海外に比べて弦が切れやすいです!
※スチール弦だと比較的長く使えます!
 ガット弦やガットに寄せて作った「ドミナント」は切れやすいです!



…余談は置いときまして、今日の項目はこちらです!

目次

定番のチェロ弦

まずは、良く使われている定番のチェロ弦を紹介します!

1.スピロコア(SPIROCORE)

チェロ弦の中でも、特に有名な弦です。

ただし、スピロコアは3種類あるので、それぞれ紹介します!

スピロコア(クロム巻き)

最も有名で、オーソドックスな弦です!

音量が大きく、はっきりした音が出やすいです!
ただし、楽器によってはキンキンとした音になる事があります!

スチール弦なので、切れにくいのも特徴です!
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スピロコア(タングステン巻き)

クロム巻きに比べて、音が優しく、
音量もそのままの弦になります!

キンキンとした音も改良されており、落ち着いた音になっています!

発音もかなり良くなっていますが、タングステンなので価格が高めです!
主にG,C線で使用します!

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スピロコア(シルバー巻き)

タングステンより柔らかく、力強い音色が出ます!

弦のタッチはガットに似ており、
クロム巻きに比べて表現がしやすい代わりに、上級者向けの弦となっています!

こちらも、主にG,C線で使用します!

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2.ラーセン(Larsen)

艶があり、力強い音が出るのが特徴です!

特にA,D線は音に伸びがあり、音量も出ます!

ただし、G,C線は楽器によって力強さや音量が無くなってしまいます!

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3.ドミナント(Dominant)

ガット弦に近い音色の弦です!

柔らかく豊かな響きがする弦ですが、
ガット弦と同様で圧をかけすぎると音が潰れるため、
中級者向けの弦です!

ガット弦に比べて弦は切れにくいですが、スチール弦と比べると切れやすいです!
※僕が高校の頃使用していました!

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4.ヤーガー(JARGAR)

柔らかく、温かみのある音がする弦です!

音量があまり出ない代わりに、柔らかい音が出しやすい弦です!

あとは、楽器との相性によって音色が変わりやすい弦でもあります!
※知人と僕のチェロで比べた際も、他の弦と比べてかなり変化がありました!

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5.エヴァ・ピラッツィ(Evah Pirazzi)

パリッとした大きな音が鳴る弦です!

音量が小さい人にオススメです!
※僕は高校の頃音量が小さかったので、高3の時に張っていました!

めちゃくちゃ鳴るかわりに、
楽器によっては鉄線のような音が混ざる事があります!

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ちなみに、「エヴァ・ピラッツィ ゴールド」というのもあり、
エヴァ・ピラッツィと比べて音色が柔らかく、
A,D線に張ったりします!
※鉄線のような音がなくなっているのも特徴です!

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スチール弦(ナイロン弦)

ここからスチール弦(ナイロン弦)の紹介です!

※スチールやナイロンは、ガットに比べて湿度の影響を受けにくく、
 音が出しやすい反面、ガットに比べて張りが強いです。

1.オブリガード(OBLIGATO)

優しい音がする弦です!

ヴァイオリンやヴィオラでは、とてもメジャーな弦ですが、
チェロの低弦(G,C線)では力不足になりがちです!

A,D線は伸びやかで、特に高音が響きやすい弦です!

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2.クラウン(CROWN)

バランスよく鳴ってくれる弦です!

安価な弦で、他の弦と比べて楽器によって鳴り方が大分変わります!

ちなみに、知人の楽器では全然鳴りませんでしたが、
僕の楽器ではとてもバランスよく鳴りました!

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3.パーマネント(Permanent)

美しく広がりのある音が特徴の弦です!

ある程度の負荷をかけても鳴ってくれます!

全弦バランスよく鳴りますが、
ゴリゴリ弾きたい人は物足りないかもしれません!

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4.ベルカント(BELCANTO)

とても音の立ち上がりが良い弦です!

鳴りもとてもよく、
ダイナミックな音が出しやすいのが特徴です!

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・ガット弦

ここからガット弦の紹介です!

ちなみに、ガットは羊の腸でできており、その周りを鉄線で巻いています!
※ガットは、スチールに比べて湿度の影響を受けやすく、
 寿命が短く、音がつぶれやすい特徴があるため、
 中~上級者向けの弦です。 

スチールに比べて音色が柔らかく、楽器と馴染みやすいため、
とても良い音色を作る事ができます。
細かな音楽の表現もしやすいです。 

ただし、1日に何度かペグで調弦する必要がある為、
調弦に慣れた人でないと厳しいです。
(下のアジャスタでは、調弦した後すぐに音程が狂う場合があるため)

1.オリーブ(Oliv)

とても有名なガット弦です!

プロもよく使用するガット弦で、質がいい為、
他のガットに比べて力強く、とても音色が良いです!

ガット弦の中でも、弾きやすさが群を抜いています!

ガット弦の特徴である倍音の豊かな響きも、
とても感じられる弦です!

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2.オイドクサ(Eudoxa)

こちらも良く知られているガット弦です!

音色の温かさ、柔らかさが特徴ですが、
ガット弦の中でもパワーがありません!

割とオーソドックスなガット弦です!

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3.パッシオーネ(Passione)

ガット弦特有の音の出にくさはあまり感じず、
割と鳴りやすいイメージの弦です!

音の立ち上がりがある程度よく、
力強い音も出せるのが特徴です!

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4.ゴールド(Passione)

ガット弦の中では比較的安価です!

ガット弦の中でも性能は中庸的なので、
「試しにガットを付けてみたい!」という方にオススメです!

このゴールドが弾きやすいと感じたら、
別のガットを試してみるのもいいかもしれません!

割と愛用者がいるガット弦です!
(知り合いにも使っている人は何人かいる弦です。)

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・個人的にオススメの弦

最後に、僕がここぞって時に使用している弦を紹介します!

1.ラーセン マグナコア(Larsen Magnacore)

正直、紹介したくないレベルで使い心地がいい弦です!(笑)

音色は美しく、その上表現もしやすく、
とても通る音をしています!

「ラーセン ソリスト」と
「ラーセン マグナコア アリオーソ」も試しましたが、
個人的にはマグナコア一択でした!

ソリストは、弦に張りがあるので、
速いパッセージで左手が疲れてしまっていました。
(音はラーセンよりも強めでキラキラしています)

アリオーソは逆に控えめなので、
個人的にソロを弾くには物足りません。
(優美な音です)

強さと優美さを兼ね備えているので、
個人的にはマグナコアをすごく勧めますが…
高価なのが唯一の難点です!

ぜひ機会があれば使ってみて下さい!

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・最後に

いかがでしたでしょうか!

今回は自分が使用したことのある弦を紹介してみました!
(使い終わった弦を知人と交換したり、
何本か気になる弦を皆で割勘して買って、
試したりしてた時期がありました(笑))

ぜひ、弦選びの参考にしてみてください!



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ちなみに、バロックが好きな方は、ぜひ一度ガット弦を試してみて下さい!

そして、調弦を439Hzか415Hzにして、バッハの無伴奏組曲を弾いてみて下さい!
(可能であれば、バロック弓だと更にいいです!)

ガット弦(プレーンガット弦)がどうして素晴らしいのか、
その一端に触れることができます!
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