今回は、「右手」の基礎、
「弓の持ち方」についてお話ししていきます!
下記動画で解説していますので、参考にしてみて下さい!
では、上の動画で説明している内容に、
+@で解説していこうと思います!
弓の持ち方
まず、弓の持ち方を説明しますが、
文章だと分かり辛いかもしれませんので、
ぜひ動画を見てみて下さい!
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/05/KuroCello様アイコン透過縁あり-e1622787671231.png)
まず、右手でキツネを作ります!
(弓は持っても持たなくても大丈夫です!)
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_5689.jpg)
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キツネができたら、親指を弓のくぼみに当てます!
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/06/親指の場所.jpg)
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親指を弓のくぼみに当てたら、もう一度キツネを作ります!
(今度は弓を持ちましょう!)
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/06/IMG_5689-1.jpg)
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できたら、他の指も置いていきます!
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/06/キツネ→指を置く.jpg)
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![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/05/KuroCello様アイコン透過縁あり-e1622787671231.png)
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指が置けたら、最後は第2関節から
指を曲げてあげます!
あ、親指も軽く曲げてあげて下さいね!
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/06/指を曲げる.jpg)
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/06/指を曲げる.jpg)
これで右手の完成です!
手順は以下の通りです!
1.キツネを作る
2.親指を弓のくぼみに当てる
3.弓を持ちながらキツネを作る
4.他の指を置いてあげる
5.第二関節から指を曲げて、親指も軽く曲げる
大人から子供まで、誰でも簡単に弓が持てるようになる方法です!
ぜひ試してみて下さい!
(ただ、直接口頭で言っていない分、分かり辛い可能性もありますので、
動画もぜひご確認ください!)
弓を持つときのポイント
弓を持つときのポイントは、主に4つあります。
1.親指を軽く曲げる(そらない)
2.親指以外の4本の指を立てない
3.人差し指を離しすぎない
4.小指の位置を気を付ける
動画内では、サクッと見られるように短めの動画にしていますので、
細かな解説をしたいと思います!
1.親指を軽く曲げる(そらない)
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/05/237571.png)
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なんで親指を曲げる必要があるの?
チェロを習い始めると、まず先生から
「弓を持つときは、親指は曲げなさい、そってもダメですよ」
とよく言われると思います。
理由は2つあり、
1.指を曲げ伸ばしできるようにするため
2.親指が反ってしまうと、自然と力が入ってしまうため
という理由があります。
1.は、移弦をしたりする際、
指を曲げ伸ばししますが、親指が軽く曲がっていないとできません。
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/06/曲げて伸ばして.jpg)
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/06/曲げて伸ばして.jpg)
そして、親指が反ってしまうと、
手に自然と力が入ってしまい、後々脱力が出来なくなったり、
腱鞘炎になる原因にもなったりします。
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/06/親指をそらない.jpg)
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/06/親指をそらない.jpg)
実は、指が反っているという事は、
右手に力をグッと入れて
親指を弓に押し当てている状態になります。
本来は脱力しなければいけないのに、
力がすごく入ってしまっている状態です。
僕みたいに、親指をしっかり曲げる必要はありませんが、
軽く曲げてあげて下さい。
(指の長さによって、親指の曲げ具合は変わりますが、
基本的には曲げてあげます)
2.親指以外の4本の指を立てない
下の画像のように、指を立てないようにします。
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/06/指伸ばさない.jpg)
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/06/指伸ばさない.jpg)
これはなぜかというと、
指が伸びてしまうと、弓にぶら下がれず、
脱力がし辛くなってしまうからです。
少しでも脱力しやすくするために、
指は丸く曲げてあげましょう。
3.人差し指を離しすぎない
実は、人差し指を離しすぎると、
指の筋が引っ張られ、力が入ってしまう原因にもなります。
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/06/人差し指伸ばしちゃダメ.jpg)
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/06/人差し指伸ばしちゃダメ.jpg)
そして、指の曲げ伸ばしもできなくなってしまうので、
細かな音の調整もし辛くなります。
ただ、手が異常に大きい人は例外で、
手が大きすぎて、指を少し広げているという例もあります。
※ロシアの方とかで見かけます。
この場合は指を伸ばしても曲げ伸ばしできる余力があるので、
例外的に大丈夫ですが…
日本人は基本的に人差し指を伸ばすと、弊害の方が大きくなります。
4.小指の位置を気を付ける
最後に、小指の位置を気を付けましょう。
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/06/小指!!.jpg)
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/06/小指!!.jpg)
バイオリンは弓を持つとき、小指を上に乗せますが、
チェロは小指を乗せません。
その理由は、チェロ弓がバイオリンの弓より重たいからです。
弓を操作する時、基本的には
親指、人差し指、小指を起点に持って操作します。
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/06/曲げて伸ばして.jpg)
![](https://kuro-cello.com/wp-content/uploads/2021/06/曲げて伸ばして.jpg)
これが非常に大切で、
小指が上に乗ってしまうと、力不足で弓が上手く操作できなくなります。
更に、小指が上に乗っている事で、
十分な重さもかけ辛くなってしまいます。
このような弊害があるため、小指は上に置かず、
他の指と同じように持つことが大切です。
最後に
いかがでしたでしょうか!
今回は、弓の持ち方についてお話ししました!
ちなみに、流派や手の大きさによって弓の持ち方が変わってくるので、
一概に「これが正解!」というのがありません!
※プロの方も、色んな弓の持ち方をされています!
ですが、今回は僕が教わってきた弓の持ち方(僕が普段持っている方法)を
お伝えしてみました!
ぜひ参考にしてみて下さい!
もし分からない所があれば、ぜひオンラインレッスンへお申込み下さい!