こんにちは、くろです!
今回は、初見の速さを上げる方法です!
ちなみに、僕はチェロを始めたばかりの時、
楽譜を読むことが非常に苦手でした。
それこそ、1音1音確かめるように読んでいって、
音を記憶するまで練習して、
最終的に読譜しないで弾けるように練習していました。
(当時は、音符を読む行為自体が苦行でした)
そんな僕が、1年間ある事を続けて、
1年後には楽譜がスラスラ読めるようになり、
2年後にはオケ曲もある程度初見で弾けるようになっていました。
(チェロを始めて2年間は、
ほぼウェルナーの教則本しかやっていませんが、
読譜が早くなると練習時間も節約できて
色んな曲に挑戦できるようになりました)
何よりも、楽譜を渡されて、パッとその場で弾けたら
すごくかっこいいですよね。
今回は、僕がチェロを始めた際に、
楽譜をスラスラと読めるようになった方法をお伝えします。
練習を始める時に大切な事
この譜読みの練習で一番大切なことは、
『毎日やる事』です。
譜読みの練習には段階があり、
①まず、リズムをすぐ取れるようにする
↓ ↓
②音符を読み慣れる
↓ ↓
③視野を広げていく
↓ ↓
④1~2小節丸々とらえて読む
こんな形で進めていきます。
特に大切なのは②の「音符を読む」フェーズで、
音符への抵抗感を無くしていきます。
その抵抗感を無くす際に、
音符に触れ続ける必要があるため、
毎日行う必要があります。
(毎日行わないと、慣れるまでの期間がかなり増えてしまいます)
では、実際に内容をお伝えしていこうと思います。
リズムを取れるようにする
まずは、楽譜からリズムを読み取れるようにします。
※リズムが得意な人は飛ばしてください。
リズムの練習は、メトロノームを付けて、
音符をリズム通りに手拍子で叩いていきます。
例えば、ウェルナー(教則本)のP.43を、
テンポ♩=60で叩いてみます。
もしできたら、少しテンポを上げてみます。
ちなみに、
こういった楽譜で練習するのもありです。
https://happylilac.net/sk1905301452.html
あとは、リズム感を付けるために、
音ゲーをやるのもありです。
僕は、リズム天国をよくやっていました。
(注)ただし、楽譜からリズムを読み取る練習はしてください!
音符を読み慣れる
次に、音符を読むことに慣れる練習をします。
なるべく簡単な楽譜で、下記のように練習します。
①楽譜を1分見る(音は出さない)
↓ ↓
②初見でゆっっっくり弾いてみる
↓ ↓
③間違えた個所を確認する
僕はこれを、ウェルナーの下パートを弾いて
毎日行っていました。
※P.24~25とかです。
>>ウェルナーはこちら!
2年目辺りからは、スズキメソードの
1~3巻を初見練習に使っていました。
>>スズキメソード1巻はこちら!
>>スズキメソード2巻はこちら!
>>スズキメソード3巻はこちら!
ちなみに、弾く事ができる遅めのテンポで
初見で弾きます。
なるべくテンポを落としてめちゃくちゃ遅くして、
確実に全ての音が出せるように弾きます。
このフェーズで大切なのは、
「全ての音を初見で弾けた」という成功体験を、
毎日積んでいく事です。
なので、初めの内は
初見で弾けそうな簡単な曲を選んでください。
※小節数を2小節まで!とか制限するのも有りです。
そして、少しずつ曲も難しくしていき、
音符を初見で読むことに慣らしていきます。
そうすると、あるタイミングで、
急に抵抗感がなくなります。
(僕は1年半で抵抗感がフッと消えました)
そこまで行くと、
読譜自体が苦ではなくなり、
自然と楽譜を読む速度も上がるようになります。
そこまで行けたら、
読譜のテクニックを付けていきます。
視野を広げていく
読譜が楽になってきたら、
いよいよ初見のテクニックを付けていきます。
そのテクニックは、
弾いている数個先の音符を見る事です。
例えば、1音目を弾いている時には、
2~3音目まで目を通しておきます。
音符を先に読んでおくことにより、
初見がより一層速くなります。
初めは慣れず、頭が混乱するかもしれませんが、
慣れてくると恐ろしく初見が速くなります。
これも、慣れるまで毎日少しずつ
ゆっっっくりから実践してあげます。
そしてこちらが習得出来たら、
次へ進んでみて下さい。
1小節丸々とらえて読む
先ほどまでやっていた事の応用で、
視野を広くして、
1小節を丸々見ながら弾いていきます。
大体3音先くらいを見て弾けるようになったら、
こちらの練習をしてみて下さい!
ちなみに、視野を広くするのに速読の練習が役立つので、
下記の書籍はオススメです!
(いい練習になります)
Amazonで商品を見る方はこちら(オススメ①)
Amazonで商品を見る方はこちら(オススメ②)
これができると、
初見もかなりの速度で行う事ができるようになります!
(一般的なオケ曲やピアノ譜であれば、初見で読める速さになります)
練習速度もかなり上がりますので、
ぜひコツコツ練習してみて下さい!