こんにちは、くろです!
今回は、音感訓練の方法『第3段』になります!
この記事は、耳コピしたい方や相対音感を取得したい方、
音感を付けたい方、音大や音高受験用に勉強している人向けの記事になります!
第1回目の記事では、基本的な音の取り方(単音)を説明しました!
※記事はこちら!
そして第2回目では、旋律と和音(2声)の取り方を説明しました!
※記事はこちら!
今回は、難しい旋律と3声以上の和音の取り方を説明します!
メロディ聴音の取り方
まず、メロディ聴音の取り方のコツを幾つか紹介します!
コツは以下の3つになります!
1.各小節の冒頭の音を取る
2.左手(左手の指)で、音を立てずにリズムを取る
3.音符を点で書く癖をつけていく
メロディ聴音では、この3つがとても重要です!
まず「1.各小節の冒頭の音を取る」ですが、
各小節の頭の音を最初に書くことで、見失う事を防止できます。
例えば、音を書いている間に場所が分からなくなったり、
前後の音に惑わされて音が分からなくなる事もありますが、
そういった事象を未然に防ぐことができます。
※初めに冒頭の音だけ書いて、その後に音を穴埋めするように書くと、
メロディが取れるようになった方がかなりいました。
次に「2.左手(左手の指)で、音を立てずにリズムを取る」ですが、
リズムが難しい場合は左手の指で机を叩いて、リズムを取ると音が取りやすくなります!
ただし、机を指で叩く際は、音が鳴らないようにしましょう!
※音が鳴ると、周りの迷惑になる事もありますので。。
最後に「3.音符を点で書く癖をつけていく」ですが、早く楽譜を書くために、
音符を塗りつぶさず、点で書いていきましょう!
メロディ聴音はなるべく早く音符を書けた方が、音が取りやすくなるので、
点で書いて、あとで清書するようにすると格段に取りやすくなります!
和音聴音の取り方
続いて和音聴音(和声聴音)の取り方のコツを幾つか紹介します!
コツは以下の3つになります!
1.まずは、外声の音を取る
2.3~4声になった時の、内声を聞く際のピントの合わせ方を知る
3.和声進行の決まりを把握する
和音聴音(和声聴音)では、この3つがとても重要です!
まず「1.まずは、外声の音を取る」ですが、外声の音は内声に比べて聞きやすいので、
はじめの内に取っておいた方が和音が取りやすくなります。
外声を先に取る理由はもう1つありまして、内声がどこにあるのか把握しやすくなるからです。
外声の中に内声があるので、範囲を絞れる分、音も取りやすくなります。
次に「2.3~4声になった時の、内声を聞く際のピントの合わせ方を知る」ですが、
内声を聞く時は、ピントの合わせ方を知ると聞こえるようになります。
これはすごく大切で、3声以上の和音が取れるかどうかは、
このピントの合わせ方を知っているかどうかになります。
ちなみに、ピントの合わせ方さえ分かれば、室内楽であってもオケであっても、
1人1人個別に音を聞き分けることが可能です。
ピントの合わせ方の良い練習は、自分で3~4声を弾いて、
内声だけ強く弾いて聞く練習をします。
(もしくは、他の人にピアノを弾いてもらって、内声を聞く練習をします)
最初は「あ、うっすらと中で鳴ってるな」と感じるだけですが、
耳のピントの合わせ方を知ると、ハッキリ聞こえるようになります。
最後に「3.和声進行の決まりを把握する」ですが、これは和声学に関する事になります!
※「和声」の細かな内容は、別の記事で書きたいと思います!
例えば、第三音目が重複することは和声ではしてはいけない事とされているので、
ハ長調のⅠ(一度)のベースがミだった場合、上の和音ではミを使わず、
ドとソだけで構成されます。。
…というように、和声学を知っていると大学や音高受験の和声聴音くらいであれば、
外声を聞き取れれば内声はある程度予想が付いてしまいます。
ただ、これはあくまで音大や音高受験を考えている人向けの方法です。
音感を鍛えたいなら、1.や2.をしっかりやる事をオススメします!
音取りをしてみよう!
という事で!
メロディ聴音+和音聴音(3声)の問題も載せておきます!
ぜひやってみて下さい!
いかがでしたでしょうか!
上の問題が取れたら次に行きましょう!
メロディ聴音+和音聴音(3声)の問題その2です!
こちらは上の問題より難しくなっています!
いかがでしたでしょうか!
次は4声なので、今までより難しくなってきます!
メロディ聴音+和音聴音(4声)の問題です!
音大受験レベルまであと少しです!
いかがでしたでしょうか!
メロディ聴音+和音聴音(4声)の問題です!
いよいよ、通常の音大受験レベルです!
公立大学や桐朋学園大学などは、もう少し難しいです!
ちなみに、問題をやって取れなかったところは、
繰り返し音源を聞いて、音が聞こえるか確かめてみましょう!
アプリ「おとあて」でも音感練習できますので、こちらで基礎を付けていきましょう!
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※おとあては「おとあてPro」もあります!
最後に
いかがでしたでしょうか!
今回は、音感練習「第3弾」をお届けしてみました!
また別の記事で、「和声学」や「楽典」もやっていこうと思います!
音感練習は取りあえず区切りまで書きましたが、「第4弾」も好評であれば書こうかと思います!
では、次回もお楽しみに!