皆さんこんにちは、くろです。
今回は、様々なリズムの考え方をお伝えします!
こちらの中から、
ご自身に合ったリズムのとらえ方を
してみて下さい!
リズムを算数として考える
実は、リズムって算数なんです。
皆さん、1+1+1+1は
何になるでしょうか?
正解は4です。
実は、これさえ分かってしまえば、
リズムの数え方も分かります。
まず、以下の楽譜は
1+1+1+1を表しています。
この1は、4分音符や4分休符の
拍数(1拍)を表しています。
まずは、音符の拍数を
おさらいしましょう。
【音符】
・全音符 =4拍
・2分音符=2拍
・4分音符=1拍
・8分音符=0.5拍(1/2拍)
・16分音符=0.25拍(1/4拍)
【休符】
・全休符 =4拍
・2分休符=2拍
・4分休符=1拍
・8分休符=0.5拍(1/2拍)
・16分休符=0.25拍(1/4拍)
先ほどの楽譜は、4/4拍子だったので、
4分音符が1小節に4つ入ります。
つまり、1小節に4つ入ります。
今回は1小節4拍なので、
全音符1個=4拍
2分音符2個=2+2=4拍
4分音符4個=1+1+1+1=4拍
8分音符8個=0.5+0.5+0.5+0.5+0.5+0.5+0.5+0.5=4拍
ということになります。
では、先ほどの楽譜に、拍数を書いてあげます。
すると…
このようになります。
では、ここで例題です。
以下の楽譜を計算してみましょう。
こちらは、4分音符や8分音符があるので、
4分音符は1拍
8分音符は0.5拍を当てはめます。
そうしますと、以下のようになります。
こちらの計算をしたら、
・1拍目~4拍目の頭がどこにあるのか
を明確にしてあげます。
こうしてあげることによって、
メトロノームでリズム練習する際に、
どのタイミングで手を叩くのかが
分かりやすくなります。
こちらをベースにして、
ここから紹介する方法を使うと、
リズムが分かりやすくなっていきます。
1ト…とリズムをカウントして考える
先ほど1~4拍目に線を入れたリズムを、
今度はカウントしながら叩きます。
まず、1拍目~4拍目は
普通に1、2、3、4とカウントします。
しかし、2小節目の頭で
カウントしていない場所に
音符があります。
こうした場合は、
以下のように対応します。
【拍子のカウントの仕方】
1番短い音符を見て、
カウントの仕方を決めます。
・1番短い音符が全音符~4分音符だった場合:1、2、3、4
・1番短い音符が8分音符だった場合:1と2と3と4と
・1番短い音符が16分音符だった場合:1ととと2ととと3ととと4ととと
今回は1番短い音符が
「8分音符」になるため、
「1と2と3と4と」とカウントします。
こうカウントすることで、
8分音符をどのタイミングで叩けばいいのか
明確に分かることができます。
では、以下の楽譜のように
16分音符が出てきた場合は
どうするのでしょうか。
まずは、1拍目~4拍目の
頭に線を入れていきます。
この時に、以下のように
1拍ずつ分けるような線の書き方でも
大丈夫です。
※自分にとって分かりやすい方を使ってください。
そして、1番短い音符は
「16分音符」になるので、
「1ととと2ととと3ととと4ととと」
とカウントします。
こうして1拍を
4分割してカウントすることで、
16分音符を叩くタイミングが
分かりやすくなります。
ここまで書けたら、
「1トトト」とカウントしながら
叩く場所を確認していきます。
タンウンで考える
本教材で初めにお伝えした方法です。
このタンウン方法は、
以下のように考えていきます。
・タン=4分音符
・ウン=4分休符
・タ =8分音符、16分音符
・ン =8分休符、16分休符
※2分音符=タンウン
※2分休符=ウンウン
※付点2分音符=タンウンウン
※付点2分休符=タンウンウン
※全音符 =タンウンウンウン
※全休符 =ウンウンウンウン
【例外のパターン】
※短く3つカウントする場合
付点4分音符(8分音符3つ分)=ターン(タアン)
付点8分音符(16分音符3つ分)=ターン(タアン)
これらをベースに考えるので、
下記の楽譜ではこのようになります。
では、2日目の「2」の課題のように
複雑になったらどうなるのでしょうか。
答えは下記になります。
ちなみに、付点二分音符などの
長い音符が出た場合は、
タンとウンをおり交ぜて使います。
こうした方法で
解釈することができます。
ただし、複雑なリズムになった時、
8分音符と16分音符が
同じ数え方になってしまうため、
注意が必要です。
最後に
リズムの解釈の仕方は、
人によって分かりやすいものが
違ってきます。
こちらの記事も
ぜひ参考にしてみて下さい。