こんにちは、
チェロのくろです。
今回は、「フレージング」について
軽くお話していきます。
練習曲集のNo.16「日の出」
の前半を例に解説します。
フレージングを説明する前に
まずは「フレーズ」を説明します。
フレーズとは、
旋律の一区切りの事を指します。
例えばキラキラ星なら、
「ソソレレミミレードドシシララソー」
で一区切りつきます。
こうした旋律の一区切りのことを
フレーズといいます。
フレーズの作り方は様々あり、
①上行形(じょうこうけい)では、だんだん強くする
②下行形(かこうけい)では、だんだん弱くする
③各音の段差ができないようにする 等
(例外もあります)
等が挙げられます。
※上行形とは、ドレミファと音が上がっていく形のこと。
※下行形とは、ファミレドと音が下がっていく形のこと。
こうした設定をすることを、
フレージングといいます。
ではNo.16「日の出」
を見てみましょう。
最初の6小節間は、
音が上がっていっています。
そして6~8小節目は、
音が下がっていっています。
そうしますと、
1~6小節目はだんだん強くして、
6~8小節目はだんだん弱くします。
今回の曲は、
最初に「mf」と指定がありますので、
強弱は「mf」の中で行います。
どういう事かというと、
強弱記号にはそれぞれ
「音量の枠」があります。
このように、f~pには、
それぞれ音量の幅があります。
この中でだんだん強くしたり、
だんだん弱くしたりします。
※cresc.などがあったらそちらを優先します。
このように
フレージングの設定をすることで、
音の流れが良くなります。
ぜひやってみてください。