上達が早くなる!効率的な練習の仕方を徹底解説

こんにちは、くろです!



今回は、
「曲の練習の仕方」について
お話しします。



あなたは、どのような手順で
練習をしていますでしょうか?

中々通して弾けるようにならない…


もしそんな悩みがありましたら、
今から紹介する練習方法
試してみて下さい。

1人で弾く曲の練習の仕方

1人で弾く曲(ソロ曲&練習曲)は
細かく区切ってゆっくりから練習していきます。




例えば、スズキメソード1巻の
「きらきら星」を練習するとします。




まず初めに、フィンガリング(指番号)を
確認していきます





もしフィンガリングが書いていなければ、
先生に相談しながら書いたり、
自分で考えて書いていきます。

フィンガリングは書いた事ないなぁ

という方は、
教えてもらっている先生や先輩に
聞いてみましょう。



そして練習に入りますが、
まずは1小節間を、限りなくゆっくり弾きます

限りなくゆっくり1小節通せるようになったら、
メトロノームで自分が弾けるテンポを出して、
ゆっくりテンポで1小節通せるようにします





そしてゆっくりのテンポで1小節通せたら、
目標テンポまで少しずつ上げていきます

※テンポを上げる際は、メトロノームを使用して、
3~4ずつ上げると程よいと思います。
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ちなみに、よく間違える場所や、苦手な場所は、
チェックマークをしておきましょう


注意する音符に、〇をつけるだけでも大丈夫です。
意識しやすくなって、ミス防止につながります



そして、1小節が弾けるようになったら、
次の1小節をゆっくり通せるようにし、
目標テンポまで上げます。

そして、2小節弾けるようになったら、
目標テンポより少し遅めのテンポで、
2小節間を通します




通せたら、少しずつ目標のテンポに
近づけていきます




これができたら次の1小節を行って、
また2小節通せるようにしたら、
2小節+2小節=4小節をゆっくりから通せるようにします



そして、次の4小節も同様に弾けるようになったら、
4小節+4小節=8小節をゆっくりから通せるようにします



そして、次の8小節も同じように練習し、
16小節つなげて弾いてみます。
※曲によって区切り方を変えたりしますが、
大体は1,2,4,8小節区切りで練習していきます。



一見すると、遠回りのような練習方法ですが、
全体を何となく練習するよりも
通して弾けるようになるスピードは格段に上がります。




そして、1小節ずつにコミットするので、
曲の仕上がりも数段良くなります

大切なのは、1小節ずつゆっくりから弾いていき、
点を線に、線を面にしていく事。

アンサンブルやオケの曲の、練習の仕方

次に、アンサンブルやオケの曲の、
練習手順をお話しします。



ちなみに、練習の手順はこんな感じです。

1.譜面を見ながら音源を聴いて、難しそうな所をチェック
(自分で弾いてみて、難しい所をチェックしても大丈夫です)
2.難しい所(弾けない場所)を先に弾けるようにする
3.全体的に弾いて流れをつかむ
4.音源に合わせて練習

基本的に弾けるようにするまでの流れは、
上で説明していた方法と変わりません。



ただし、オケやアンサンブルの曲は、
練習しなくても弾ける場所というのが存在します。



例えばこんな場所です。

・1音をただ伸ばしているだけ
・同じ音を刻んでいるだけ(音の変化が少ない)

こういった所は後に回して、
まずは自分が弾けない所をピックアップし、
そちらを優先して練習
していきます。



あとは、最初に解説した
「1小節ずつ弾けるようにする」事を進める形になります。



全部の音が出せるようになった時の感動は、
とても大きいと思います!




そして、オケやアンサンブルは、
大人数で弾くので、周りのテンポに乗る必要があります。

なので、通して弾けるようになったら、
YouTubeで曲を検索して、
音源と合わせてみて下さい



はじめの内は慣れないかもしれませんが、
次第にテンポの乗り方が分かってきます。

最後に

いかがでしたでしょうか!


今回は、練習の仕方についてお話ししてみました!


この練習方法は
・弾けるまでが早くなる
・音も1音1音綺麗に出せるようになる


という良い点があります!



世界的に有名なチェリストのヨーヨー・マさんも
「バッハの無伴奏組曲は、幼少の頃1日1小節練習して
少しずつ点を線にして弾けるようになった」
と言っています!


ぜひ、曲を練習する時に試してみて下さい!